8. Microsoft Office オブジェクトのクライアント化
SyOM は、最も普及し、使い慣れた利用者環境である Microsoft社の Excelや Wordなどの Officeオブジェクトを直接、分散システムのクライアントにすることができます。 SyOM では、クライアントアプリケーションの開発のために ActiveXコントロールを提供しています。これを Officeオブジェクト内に挿入することで、Microsoft Visual Basic for Applications にて利用できます。
その結果、例えば Excelをクライアントにして、トランザクションの登録、検索など一連のトランザクション処理を行うアプリケーションを開発することができます。
SyOM の提供する動的圧縮、メッセージキューイングなどの高度な機能も使うことができます。SyOM を利用することで、Excelクライアントでのインターネット経由の十分に実効性を保証された画期的なアプリケーションシステムを構築できます。
C++、Java等の言語系アプリケーションに比して、パフォーマンスは落ちますが、Officeオブジェクトをクライアントに利用することは、エンドユーザにとって、使い慣れた、しかも極めて高度なインターフェイスが利用でき、その効果は、定式化された従来のクライアント・サーバ型アプリケーションの評価基準では一概に評価できないものを持っています。
優れたユーザインターフェイスとネットワーク情報の結合は、真の 「操作性」 と、ユーザの 「情報力とその加工力の向上」 をもたらすものと考えます。
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