分散ミドルウェア技術は、異機種間(オペレーションシステムが異なる機種間)及び各機種間で稼動するアプリケーション間の相互接続(データ通信接続)を実現するものです。この技術は、システムを構築する場合、オブジェクト指向といういわれるプログラミング技法を利用します。 オブジェクト指向は、分散するデータ及びサービスをオブジェクトと呼ばれる抽象概念に置換します。つまり、実体(アプリケーション、データ、サービスなど)の存在する場所、複雑なネットワーク制御や分散機種上の実行制御を開発者(アプリケーション開発者、ネットワークエンジニアなど)から隠蔽します。 その結果、開発者は、ビジネスロジックのみに考慮したアプリケーション開発やコードの再利用が可能となり、開発生産性の大幅な向上を実現できます。このような分散ミドルウェア技術は、今後成長が予測される電子商取引にとって、不可欠な基盤技術になると当社は確信しています。 なお、分散ミドルウェア技術を利用したシステムの概要を図示すると以下のようになります。
■ 分散ミドルウェア技術を利用したシステムの概要図
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